パイロットの責任
皆さん一度は飛行機に乗ったことがあると思います。
フライト中は機内食を食べたり、映画を見たり、眼下に浮かぶ雲を眺めたり、、、人それぞれの方法で「快適な空の旅」を楽しんでいるのではないでしょうか?
皆さんがこれから始まる旅行、帰省を楽しみに機内での時間を過ごしている間コックピットにいるパイロット(特に機長🧑✈️)は想像以上のプレッシャーと戦っているのです。
何故なら飛行機のドアが閉まった瞬間から目的地に着きドアが開くまでそのフライトの責任は全て機長が背負うからです。極端に言い換えればフライト中は社長より機長の方の意見が優先されるのです。
例えば天候が不安定な日のフライト。航空会社としては遅延を避けるためなるべく定刻に目的地に到着して欲しい状況です。機長がダメだと言ったら着陸を拒否し天候が回復するまで上空待機をすることになります。そ社長がその便の機長に対し「着陸しろ‼︎」と指示をしても拒否する権利があるのです。
機長の最終決定権は大きな力を持つのです。つまり、その「フライト中の機長が下す全ての判断=航空会社の最終判断」とも言い換えられるでしょう。
大学生になり飛行機に乗る機会が増えるのではないでしょうか。その際は高度約10000メートルからの景色を楽しみつつ機体の1番前で黙々と皆さんを安全に目的地までご案内
するため様々な判断を迫られるパイロットに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(写真:乗客が搭乗中、コックピットで黙々とフライトの準備を進めるパイロット)